ヨガは体が硬くていいんです。

硬い体で始めましょう

友だちの子ども(4才)を車に乗せて運転していたとき。

「わあ〜キレイ〜!」
後部座席で子どもが言いました。前方を見るとパチンコ屋さんのネオンが。

友だちが「パチンコ屋さんのネオン?そうだね、キレイだね」と返事をすると、首を振りながら「あの矢印」と指差したのは、車線を表す交通標識でした。

交通標識をそういう視点で見たことがなかったのですが、夜空に青く輝く交通標識は 確かにとってもキレイでした。

こんにちは、キレイなものを見たときの歓声が 年々地鳴りのようになっていくokuです。
(昔は「きゃぁぁ♡」だったのに、今は「うおぉぉ」とか言います)

 

体が硬い自分にOKを出して受け容れる

「ヨガをしている」と伝えると、「私は体が硬いから、ヨガはできない」と仰る方がいます。

体が硬くても、ヨガ、できます。

ヨガを始めるずっと前に父が倒れて身障者となりました。力任せに父の介助をしているうちに、わたしはヘルニアになりました。
前屈をしようにも、腰が痛くて体が1ミリも前に倒れなかった時期があります。

ヨガに大切なのは呼吸であり、自分自身を観察していく行為です。

体が硬い方は、むしろ繊細な動きで自分の動きを感じることができます。
わたしは未だに体が硬くて、腸腰筋には鋼(はがね)が入っているんじゃないかと思っているくらいですが、だからこそ「もっと」という目標と「まだまだ」という可能性を感じることができます。

体は動かさずにいると筋肉が固まってきます。
ですが、動かす機会を増やしていくと「あ、ココ動かします?」と筋肉が気付き、関節の可動域が広がってきます。

ヨガは、ポーズをキメることが目的ではありません。
動きながら自身の呼吸に集中し、外の情報で慌ただしい心を止滅するために行います。そのため、人と比べることに 全く意味を持ちません。

体が硬くても、深く呼吸ができなくても、続けることで いずれ出来るようになります。そして出来るようになれば、自分が楽しくなります。

出来るようになったことを自分がわかってあげる。
お手が出来るようになった犬を褒めるように、待てが出来るようになった猫を褒めるように、自分自身を褒めてあげたらいいのです。

そんな風に、ちょっとずつ前に進むためのヨガをやっています:)

f:id:okuyoga:20180511231835j:imageマクロビ料理教室で作ったご飯は、体にしみるほどに優しいのです。