立ち食いそばを食べに行く理由。

会いたい人に、会いに行くために。


探し物はなんですか〜
見つけにくいものですか〜(古っ)


探しているときに限って、
探し物が見つからないことってありませんか?


こんにちは、okuです。


「あれ〜?あのパンツ(ズボン)ないなぁ〜」


と思って探していたのですが、
しばらく探してから、


「あ。売ったんだった


と思い出しました。
そろそろ、ご飯を食べたかどうかを忘れるかもしれません、すみません。

 

 

おばさんと思い出に、会いに行っています。


3年ほど前、
旦那さんとドライブに行きました。


「ここの立ち食いそば屋さん、評価が高いんだよ。行ってみる?」
という旦那さんの提案で、とある駅の構内にある立ち食いそば屋さんに向かいました。


15時頃、駅に到着して立ち食いそば屋さんをのぞくと、既に閉店。
7時から開店している 立ち食いそば屋さん。
閉店は14時でした。


「残念。また来よう


そう言って 帰路につきましたが、
その後、食道がんになって亡くなった旦那さんが、
「また来る」ことはありませんでした。


去年の夏。
その会話が忘れられなかったわたしはひとり、
家から約130キロほどのところにある、
立ち食いそば屋さんに 車で向かいました。


店員のおばさんは色白の優しそうな方でした。
女性ひとりでの立ち食いそばが珍しかったのか、


「どこから来たの?」「ひとり?」と、話しかけてくれました。


話をしていくうちに、
おばさんの旦那さんも
うちの旦那さんも


同じ病気(食道がん)で、
そこから130キロも離れた札幌の同じ病院で、
若くして 亡くなっていたことがわかりました。


旦那さんとは行けなかったけど、
旦那さんのお陰で出会えた その方に、


「また来ます」そう伝えたのが、一年前。


また、会いに行こう


お店におばさんがいるかどうかを 確かめる術もないまま、
立ち食いそば屋さんに向かいました。
2時間半ほど車を走らせて駅に着くと、見覚えのある顔が。


最初はわたしのことを忘れていたようすで、
「観光?」
と聞かれたのですが、


「いえ、、、お蕎麦を食べに」
と言ったところで、


「あ!!◯◯病院の!旦那さん早くに亡くした(人でしょう?)!」


と、思い出してくれました。


きっとたくさんの人が来ているのに、
覚えていてくれたことに感激しながら、お蕎麦をもぐもぐ食べていたら(←麺をすすれない人)、


「ここから30分くらい走ったら、道の駅があるから行ってみたらいいよ♡」
と、教えてくれました。


また、来ます


そう伝えて、お店を後にしました。


教えてもらった道の駅に行ってみると、
とってもキレイなトルコキキョウが、激安で売ってました:)


トルコキキョウを助手席に乗せて、
右手に見える夕陽を眺めながら、ひとり帰路につきました。
そのトルコキキョウは、まもなく三回忌の旦那さんのお仏壇を キレイに飾ってくれています。


来年も、また、会いにいきます。


f:id:okuyoga:20180926172650j:image道の駅で買った、トルコキキョウ♡