今在るなら、失くす可能性もある

在るものを意識できるかどうか 

みなさんは右利きですか?
それとも、
左利きでしょうか。


わたしは基本的に右利きなのですが、
歯は左手で磨きます。


たまに右手で磨くと、
非常に磨きにくいです。


このように、
「脳が慣れきっている」
ということは 多々ありまして、


先日、
久しぶりに 部屋のティッシュの置き場を変えたところ、


一週間経った今も、
元の位置に取りに行こうとするのです(呆)


こんにちは、okuです。


わたしの脳の順応性の無さよ…


在るものに囲まれて生きています


わたしの父は脳卒中の後遺症で、
一級の身障者です。


ほぼ歩けませんが、
金属で出来たガッチリした装具を足に履くと、
少しだけ歩くことができます。


家で少し歩くくらいですが、
それでも履きっぱなしになるので、
たまに修理してもらいます。


修理してくれるのは、
装具だけではなく、
義肢などを製作している会社で、


基本的に健常者の方は、
お世話になることがない会社です。


そのままの状態では
生活に支障がある方が、


何らかの装具や義肢を使って、
生活しやすくすることをサポートしている会社です。


父の装具を修理するため、
約束の時間にその会社に行くと、


「こちらで少々お待ちください」


そう言われて、
15年以上前から変わらない
少しくたびれたソファに静かに座って待っていました。


頭上から、
装具を製作しているような、
「ガンガン!」
という音が聞こえてきます。


「きっとたくさんの方がここで、
失った手足の機能を補助するための装具を作りに来たんだろうな」
と思わせる音。


手足を動かせるわたしたちは、
痛みが出たり、違和感がないと、


その有り難みを忘れがちです。


いつもそこにあるティッシュと同じように、
いつまでもそこにあると思ってしまっています。


でも、
なんらかの理由でそこになくなったとき、
順応することはかなり難しい。


「在る」ものは、
「失くすかもしれない」ものです。


今、在るものを大切にしたいですね:)


f:id:okuyoga:20181026135337j:image一度頭立ちをしてから、ゆっくりと足を下ろすハーフベンドは、両脚の重さを体感させてくれます。

 

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北海道 札幌でヨガ講師をしています。
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