目の前の出来事の前提が変わるとき。

パラダイムシフトが起きる。

 

ドモホルンリンク◯の、
「家政婦は見た!」みたいに
お母さんが柱の陰に立ってるCMが あるじゃないですか?(←表現)


ドモホルンリンクルCM「いっしょにドモホルンリンクル」篇(30秒) - YouTube


お嬢さんが、
「最近化粧水の減りが早いなぁ」って首をかしげていているのを、


お母さんが柱の陰から、
「やばいよやばいよ、
娘のドモホルンリンク◯使ってたのが、
バレちゃったかも」って思いながら、怯えながら見てる、


っていう、出川哲朗のネタみたいなやつです(違)


あのお嬢さん、神対応ですよね。
高級化粧品をちゃっかり使った母に対して、


「いいよ♡一緒に使おう♡」


と言って、二人で肌のお手入れをしています。


こんにちは、okuです。


もしわたしがあのお嬢さんだったら、


「ちょっとーー!!化粧水減ってるんだけど!!(怒)」
って言って、新しいのを買ってもらうかも(おい)



経験値が上がると、想像力も増す?

 

同じCMを見ても、
人それぞれの感じ方は違います。そして、
同じ映像でも 背景が違う可能性もあります。


あのCMのお嬢さんが、
一ヶ月後には結婚して家を出る、っていう設定だったら、


「いいよ、一緒に使おう(一ヶ月後には家出るんだし)


っていう諦めの気持ちかもしれないし、




もしも あのお母さんが体調を崩していて
手近にあった娘のドモホルンリンク◯を使ったのだとしたら、


「いいよ、一緒に使おう(化粧水を使えるくらい元気になってよかった!)


っていう気持ちになるかもしれません。




でも実は そんなんじゃなくて、
あのドモホルンリンク◯は、妹のドモホルンリンク◯で、


娘「最近減りが早い…(私が使ってるのがバレてしまう)


母「ごめ〜ん(私も使ってるー)


娘「いいよ、一緒に使おう(母も共犯だ)


っていう状況だったら、


あのあと、
減った化粧水に気付いた妹が、
ブチ切れてるかもしれません(飛躍…)


その人の背景を知ったとき、
人の受け取り方は異なります。


以前読んだ本に、こんな話が載ってました(記憶なので、ザックリです)。


**

地下鉄に乗っていた。
車内は とても静かで、
ある人は本を読んでいたし、ある人は寝ていた。


そこに男性とその子供たちが乗り込んできた。
子供は大騒ぎをして、人の新聞まで取って騒いでいる。


その子どもと一緒に乗ってきた父親はといえば、黙って座っているだけ。
他の乗客も、不愉快そうに見えた。


思い余って 父親に、
「子どもが騒いでいるから注意をしてくれませんか」と注意すると、


男性は 初めてそれに気がついたように、


「ああ…そうですね。
すみません、病院の帰りなんです。
一時間ほど前に妻が亡くなって…私もどうしたらいいのか…
子どもも混乱しているみたいで…」


**


父親の背景を理解したとき、
見えている風景は、180°変わるかもしれません。


わたしの母は、
年始早々救急車で運ばれました。


今は落ち着いていて、
普通に生活できています。


その状況に慣れてくると、わたしも、
「家にいるんだったら、ちょっと、アレ
やっておいてくれたらいいのにー」


とチリッとしながら 思うことがあります。


でも、
わたしも年を重ねて、


この状況が永遠ではないことを知りました。


「家族は ずっと元気」と思っていた若い頃と、


「家族と普通に暮らせるのは 特別なことなのだ」と思っている現在では、


ものごとの捉え方が全然違います。


年を重ねたわたしは、
「やっておいてくれたらいいのに!
生きててくれるだけで有り難いんだけどー


と思うようになりました。


年を重ねるということは、
自分の経験値が上がって、


(よくも悪しくも)相手の事情を想像する力が増す、
ってことなんじゃないかな、と思うのです。


穏やかな日は、


特別な一日。


f:id:okuyoga:20190123191440j:imageインドのDelhiの空港には、太陽礼拝の銅像があります(国内線)



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北海道 札幌でヨガ講師をしています。
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