偏りを手放していく。
大型スーパーに行きました。
大型スーパーって
店内を歩いているだけで
運動になりますね。
「歩く国際協力」というのが
国際女性デーの日から
スタートしています。
海外では、
水を汲むだけのために
毎日歩いている女性や子どもたちがいます。
そのような方たちの気持ちになって
一日８，０００歩を目標に歩くのが
「歩く国際協力」です。
参加費を支払うと
歩いた歩数に応じて
協賛企業が寄付をしてくれるそうです。
ちなみにわたしは
一日１，０００歩も
歩いていないと思います…（遠い目）
普段から歩かないわたしは
その大型スーパーでも
当然のようにエスカレーターを
使っていたわけですが、
下りエスカレーターに乗ったら
隣の上りエスカレーターに乗った
髪と服装をビシッとキメた
若いお兄さんとすれ違いました。
こんにちは、okuです。
そのお兄さんが手にしていたのは
アナ雪のエコバックでした。
お兄さんの風貌と
アナ雪のエコバックは
わたしの頭に
ちょっとしたバグを起こしましたが、
「きっといいお父さんなんだわ」
って思ったら
ものすごくほっこりして、
ぱりんこが品薄になっていることへの
震えが少しおさまりました（ガクブル）
手を離すときは、他の何かが見えるとき
わたしたちは
目や耳などの感覚器官から
情報を取り入れています。
スーパーに陳列されている
ぱりんこを見て
「美味しそう」と感じ、
そのぱりんこのビニール袋を
手にするだけで
自分がバリバリと
ぱりんこを食べているときの
音まで感じることができます（どんだけ）
柔らかな塩味は
わたしの味蕾（みらい）を刺激して
それを味わうことで
わたしの心は満たされていきます。
ヨガの経典には
このように書かれているものがあります。
人が感官の対象を思う時、
それらに対する執着が彼に生ずる。
執着から欲望が生じ、
欲望から怒りが生ずる。
怒りから迷妄が生じ、
迷妄から記憶の混乱が生じる。
記憶の混乱から知性の喪失が生じ、
知性の喪失から人は破滅する。
こちらを読んでいただいている
あなたは理解していらっしゃると思いますが、
わたし自身を律するために
超意訳すると、
ぱりんこのことを考える時
ぱりんこに対する執着が生まれる。
その執着から
「欲しい」という欲望が生まれて
その欲望は「ぱりんこが手に入らない」という怒りを生む。
その怒りは
人が手にしているぱりんこを
奪い取ってしまいたいという
愚かな考えを生み、
その愚かな考えは
わたしが勉強した
「執着を手放す」というヨガの教えを
忘れてしまうほど強いものになる。
そして、その教えを忘れた愚かなわたしは
ぱりんこを手に入れるために破滅する。
みたいな感じでしょうか。
（なんか色々すみません）
わたしの本質は
ぱりんこを食べても食べなくても
変わりませんが、
わたしの頭の中で
「ぱりんこを食べないと大変だ」と
思った途端に
それは問題になり
執着になります。
「食べたい」と思うことが
問題なのではなく、
「食べずにいられない」と
感じる心に問題があります。
「美味しいおせんべいを食べたい」
という欲求はあるものですが、
それに執着すると
畢竟不快*（ひっきょうふかい）となります。
＊とどのつまり不快となる
ブッダはものすごーく
大変な苦行をしましたが、
ある時点で苦行は無益だと気付いて
菩提樹の木の下で
瞑想をしているときに悟りを開きました。
ヨガの経典でも
「苦」と「楽」のどちらにも
偏るべきではないと書いてあります。
自分が自分でなくなってしまうような
苦行（がまん）は
正しい思考を生まない気がします。
目を血走らせて
「わたしはぱりんこじゃないと！
他のおせんべいではダメなの！」と
ぱりんこに執着していると
健全な思考を生みません。
ちなみに
「この人ぱりんこがなくて大丈夫かな？」
とご心配をされている
心優しいあなたのためにお伝えすると、
わたしの手元には
ぱりんこがあるので
大丈夫ですー（にっこり）
何かを手放すときは
今まで見えなかった
何かに気づくチャンスでもあります。
「◯◯じゃなきゃダメ」と
思っているそれは
手放してみると
案外大丈夫だったりします。
新しい週がはじまりましたね。
どうぞ穏やかにお過ごし下さいヽ(*＾ω＾*)ﾉ
#兄夫婦から #イチゴ山盛り #美味しい〜
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北海道 札幌でヨガ講師をしています。
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