諦めに近いかも。
「電話機」は
音を電気に変えて
その電気を
再び音に変えてくれるものです。
わたしが学生のころ、
父が働いていた会社の車に
初めて電話がつきました。
平野ノラが持っているような
大きなものでしたが、
移動しながら話ができる
その電話機を
不思議な気持ちで眺めていたことを
思い出すことはできますが
昨日の晩御飯は思い出せません（白目）
わたしの「電話」についての
いちばん古い記憶は
幼稚園のときです。
ある日
幼稚園から帰ると
家に誰もいませんでした。
当時4歳とか5歳だった子どもにとって
家に誰もいないという事実は
人生を絶望させるに充分でした。
小さなわたしは、家の前でギャン泣き。
「お母さんがいないぃぃぃ」と
泣いているわたしを
近所の（といっても顔見知りではない）
お寿司屋さんの方が捕獲してくれて（表現）
自宅に戻った母と
連絡をとってくれたうえに
お寿司まで食べさせてくれました。
こんにちは、okuです。
母の姉の体調不良で
やむなく外出して
わたしの帰宅には
間に合わなかった母でしたが、
それがトラウマになったわたしは
幼稚園に登園しても
「帰ってもお母さんがいないぃぃ」と
先生に泣いて訴え、
家に電話をかけさせたことは
覚えているのですが（50年前）
昨日の晩御飯が思い出せません（遠い目）
「その勉強はもういいから」
人は生きていく過程で
それぞれに経験を積んで
「こうした方がいい」
「こうするとうまくいく」という
学習をしていきます。
日本語を使うわたしたちは
語尾をあいまいにして
相手とのコミュニケーションを
円滑っぽくしようとするフシがあります。
わたしは
「言い切る」ことが
とても苦手でした。
今でも
あまり得意ではありません。
「〜だと思います」
「〜だと思うのです」
わたしのブログは
そんな
「少し保険をかけた表現」
が多いはずです。
「言い切ることで
相手が不快になったらどうしよう」
とか
「言い切ることで
悪いことが起こったら（わたしが）困る」
そう感じて
語尾を曖昧にすることで
やり過ごすことウン十年。
金融の仕事に就いたとき
仕事を教えてくれた先輩（女性）に
「（お客さんに）寄り添う、はできてるから
もうその勉強はしなくていい。
それよりちゃんと語尾を言い切って」
と言われました。
何十年も語尾を曖昧にすることで
人間関係を曖昧模糊（あいまいもこ）に
してきたわたしには、
その「言い切る」が
本当にできませんでした。
今思えば
すべての物ごとにおいて
その責任を取りたくなかったのです。
自分が言い切ることで
相手が不快になると困るし、
自分が言い切ることで
間違えることも嫌だったし、
自分が言い切ることで
間違いを謝ることも嫌でした。笑
逆に言えば、
自分の言うことが
相手の機嫌を左右するほどに自分のことを
すごいヤツだと思っていたってことだし
自分の言うことが
間違っていることで
自分のアホさがバレることが怖かったし
（とっくにバレているのですけど）
自分の言うことが
間違っていたときには
わたしのことを許してくれないほど
世の中の人は怖い人ばかりだと
思っていたってことです。
自分では
「そんなこと思ってないよ！」
と言いたくなりますが、
そういうことです。
ほんとうは、
自分が言うことなど
相手の「幸・不幸」に関与しないし
自分のことは
自分が思うよりも他人にバレているし
世の中は
色メガネを外したら
自分が思うより
ずっとずっと優しいのです。
見えている現実が
自分の思考の答えです。
きっと職場の先輩には
わたしの思考が
視えていたのでしょう。
自分の人生を
自分で引き受ける覚悟が
全然なかったわたしに必要だったのは
寝て
食べて
排泄するだけで
すばらしい自分なのだと
自分自身を信頼することでした。
「信頼」というか
「赦す」とか
「諦め」に近いのかも。
" 何かをする " ことで
存在価値を上げなくていいと
思えるようになってから、
少しずつ現実が
変わってきたような気がします。
……それにしても、
「前回ブログを書いてから
一週間経ったかなー」と思ったら
10日くらい経っていて
びっくりしますね。
大人が
「一年があっという間だわ」って
思うのは、
チコちゃん（NHK）によると
「ときめきが足りないから」
だそうです。
来年の目標は
「ときめき」でしょうか。笑
週末ですね。
どうぞ穏やかにお過ごしくださいヽ(*＾ω＾*)ﾉ
#雪の季節
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北海道 札幌でヨガ講師をしています。
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