ただ、いるだけで。

何かをしなくてもいい、が基本

 

「テレビっつーのは部屋の飾り」
と思っていたわたしですが、




朝ドラの「虎に翼」を
見るようになって
毎日テレビの電源を入れています。




朝ドラでは、
日本で女性としてはじめて
弁護士・判事・裁判所長を務めた
三淵嘉子さんを
伊藤沙莉さんが演じています。




伊藤沙莉さん演じる三淵嘉子さんは
夫を戦病死で喪った方。




当時、三淵嘉子さんは
明治大学で民法を教えていて、




泣き腫らした三淵嘉子さんを
学校で見ていた教え子さんは
当時のようすをこう話します。



(先生は)顔をむくませて、学校に来られました。
涙で顔が紫色になった人を見るのは、私は初めて。
夫が死ぬと、こんなにつらいめにあうのか。
それなら、私は結婚するまい』と思ったほどでした。

(出典:こちら




こんにちは、okuです。




わたしは結婚前に
「それなら、わたしは結婚するまい」
と思ったできごとがないまま
結婚してしまいました。




たまに
ひとりのわたしを慮って
「またご縁があるかもしれないじゃない?」
と言ってくれる優しい人がいます。




ご縁がある、って
また看取りがあるかもしれない
ってことですよね?(震)




だが、断る。キリッ。




してほしくないことをしないでくれる人



「褒められる」を
人に求めなくなったのは
旦那さんが亡くなってからです。




人に褒めてもらうのは
嬉しいことですが
「褒めて欲しい」とは
思わなくなりました。




朝ドラで三淵嘉子さんを演じる
主人公の寅子(トモコ)が
大きなひと仕事を終えたときに、




「(旦那さんは)きっと、
わたしの働きっぷりを
褒めてくれると思います」
と話している場面がありました。




わたしも
何か頑張ったあとは
「あの世で褒めてくれているかも」
と思っています。




わたしがこの人生をまっとうして
旦那さんに会ったときには、




ムツゴロウさんが
動物にするみたいに
わしゃわしゃしてもらいながら
褒めてもらう予定です。




その代わりに今は
自分で自分を褒めたり
自分自身に
感謝するようになりました。




最初の頃は
「自分で自分を褒めるなんて」
とも思いましたが、




今は
「褒めるって
他人にしてもらうことじゃないな」
と思っています。




人を褒めるときって
そのほとんどが
「目に見えることで
『すごいな』って思ったとき」ですが、




この年になれば
むしろ
すごいと思うことを目にしたときよりも、




「その人がしていないこと」に
気付いたときの方が

すごいな、と思うのです。




「人の悪口を言わない人なんだ」
と気付いたとき。




「不快になることばを使っていない」
と気付いたとき。




「時間を取らせないようにしてくれている」
と気付いたとき。




してほしくないことを
しないでくれているって
わかりにくいけど快適です。




それはわかりやすく
言葉にしてくれているわけでもないし
目に見えるものでもないけど、




その方の優しさと
強さを感じますし
「信頼できる」と感じます。




すごいことをしている人も
もちろんすごいですけど、




してほしくないことを
ずっとしないでいてくれる人も
「同じようにすごい」
って思います。




すごいことをしていても
すごくないことをしていても、




毎日「生きる」ことをしている
わたしたちは
必ず誰かのためになっていて、




世界のバランスをとる
一員としての責務を
まっとうしているのだと思うのです。




だから本当は
何かをしようとしなくても
ただ
そこにいるだけでいいのですよね。




明日から2024年下半期。




毎日が
あっという間だからこそ、




頑張った自分を褒めて
無事に過ごせた今日という日に
感謝をこめて、




積み重ねていけるといいな
と思っています。




下半期もどうぞ
穏やかにお過ごしくださいヽ(*^ω^*)ノ




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#美瑛 #青い池 #北海道



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北海道 札幌でヨガ講師をしています。
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