表側かも?
わたしの父は、
脳卒中の後遺症のため、一級の身障者です。
夜寝るときは、ひとりでは布団を掛けることができません。
父がなんとかベッドに横になった後、
母が布団をかけてあげる、
という流れなのですが、
テレビに夢中になる母は、父の存在を忘れることが多く、
テレビを観て「はっはっは」と笑っているところに、
父の「おーい」と呼ぶ声で、
「あ、忘れてた!」と言って、慌てて寝室へ向かいます。
そして、
「ごめんねー、お父さんのこと忘れてたわ、テレビが面白くて」と、堂々と言い放つのです。
親子ながら、そんな母にいつも驚くのですが、
父が脳卒中で倒れたあの日から、
もうすぐ17年。
夫婦ってすごいな、と思うとともに、
「介護って、これぐらいじゃないと続かないな」とつくづく思っています( ˘ω˘ )
ふたりでも、ひとりでも。
結婚のおめでたいニュースを見ると、
とても嬉しい気持ちになる反面、
いずれは「死が二人を分かつ」ことも、
セットで頭に浮かびます。
誰もが知っていることですが、
死が二人を分かつ日は、必ずきます。
100%きます。
なんなら1000%きます。
「なぜ半数の人は看取るのに、
そこにフォーカスされないんだろう?」と思うこともあります。
でもそれは、
結婚する豊かさがはかり知れないからかもしれません。
愛する人と暮らす
愛する人に愛される
愛する人との家族が増える
愛する人と同じもので笑う
愛する人の好きなものが、自分の好きなものになる
自分の愛を表現できる人がそばにいる、って
奇跡なんじゃないかと思うんです。
発信力がある方に若い方が多いため、
死別についてフォーカスされないのかもしれませんが、
大切な人と暮らせる幸せって、すごいこと。
そんなことを気にせずに暮らせるのが、
いちばんいいのかもしれないですけど。笑
ただ、
「明日失うかもしれないという怖さがあるから、
今ある幸せに気付ける」ということもあります。
たまにでも、
今在る幸せに目を向けられると、
何気ない生活が輝きだすかもしれません。
死が二人を分かつのが案外早かったわたしですが、
結婚することで学ぶことは、もう学んだんだろうなーと思っています。
これからは、
結婚しないことで学ぶことをやるんだろうな。しみじみ。
結婚しなければ学べない、ということではありません。
パートナーがいない方は、自分にありったけの愛を注げばいいと思うのです。
自分の人生、楽しみましょうヽ(*^ω^*)ノ
これを読んでくださったあなたも、穏やかに過ごせますように。
羽田空港行くと、寄っちゃう。野菜が山盛りなんです。野菜ソムリエ認定だそうです。
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北海道 札幌でヨガ講師をしています。
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