離欲
北海道では有名な「チョコレートの◯◯ズ」で、コールセンターの仕事をしていたことがあります。
今ほど有名ではなく 事務所の一室で注文を受けていた頃、その電話はかかってきました。
「お菓子が足りないんですけどっ!(激おこぷんぷん)」
宅急便で届いた「お菓子の詰め合わせセット」の中身が足りないとのこと。
一旦電話を切って 対応をどうするか相談しているとき、同じ方から電話がかかってきました。
「すっ、すみません!子どもが!子どもが食べていたようなんです!」
・・・友だちから 数日前に「旦那さんに」と頂いた、お供えのお菓子の詰め合わせを見つめながら、そんなことを思い出しました。
こんにちは、「ひとつ食べてからお供えしようか」という欲望との戦いに勝ったokuです。
(本日月命日)
お菓子が山盛り♡
距離を置く。そして、手放す
「嗜好品がやめられない」ということはよくあります。
わたしも長い間、コーヒーがやめられませんでした。特にやめる必要がない方もいますが、コーヒー過敏症のわたしは摂らない方がいい食品のひとつ。
昨年末、ヨガの講座の中で「大好きなものをやめてみましょう」という課題がでました。言い換えれば、「執着を手放してみる」ということです。
大好きだと思いこんで依存しているものをやめてみる。
「お酒がないと一日が終わらない」と思っている方はお酒をやめてみたらいいし、「三度の飯よりチョコレート!」と思う方はチョコレートをやめてみます。
結果、わたしはコーヒーの代わりに「穀物コーヒー」を飲むことを選びました。
原材料が大麦・ライ麦などの穀物からできている、コーヒーっぽい飲み物です。
カラダを温めてくれる「陽の食品」なので、寝る前でも安心して飲めます。
「なければダメ」だと思っていたものは、
「なくても困らない」ものでした。
執着や思い込みは、歳を重ねるごとに増えていく傾向にあります。
人間関係でいえば、「人に嫌われたくない」という気持ちも わたしが強く握りしめてきたもののひとつ。
でも、人がわたしを好きになるのも 嫌うのもその人の自由意思。
そして、わたしがその感情を持つのも自由意思です。
嫌われている人に「好かれよう」という労力を使うくらいなら、
好かれている人に「もっと好かれよう」という労力を使いたい。
やりたくないことを無理やりすると、人はものすごくエネルギーを消費します。
逆に やりたいことをやっているときは集中力が増して、エネルギーが枯渇することはありません。
「〜したらどうしよう」と思い悩んでいることは、自分の意思で その気持ちを手放すことができます。
わたし自身、内側にある執着や外側にある不要なものを いろいろと手放す時期だということをしみじみ感じます。
春、要らないもの・要らない思考を一緒に断捨離しませんか :)